秘密保持の観点から同業他社への転職は認めないというような約束事が前職と退職者との間に交わされることがあります。約束が交わされることがなくても無用なトラブルを避けるためにも、異業種転職をすることが一般的です。
初めての転職の場合、異業種転職は未経験の業界への転職です。「経験のない業界への転職」について不安に思うこともあるでしょう。しかし、職歴がある転職希望者を歓迎してくれる業界はたくさんあります。
思い切って未経験者歓迎とする業界へ飛び込んでみるのもいいかもしれません。

無資格でも飛び込みやすい業界がブライダルや販売、飲食、美容系です。とくにブライダル業界なら「若い人よりも年齢を重ねた人」が求められる傾向もあるため、年齢を重ねてからの転職先としても注目されています。
自己保有の資格を生かした転職も一案です。教員免許を取得しているなら保育や教育の分野へ転職ができるでしょう。語学系の大学や専門学校を卒業しているなら、通訳や翻訳などの仕事に携われる可能性も生まれます。

自分の適性が見えず、未経験業界への転職を無理なく済ませたいときには、転職エージェントを利用するのが一番の近道です。転職ノウハウを豊富に持っており、年齢や職能に合わせたコーディネイトをしてくれます。
また業界事情にも精通しているので、事前に情報をもらえるなどメリットがたくさんあります。事前にある程度情報がわかっていれば、転職後に後悔してしまう可能性も減らせるでしょう。